トップページ > 130年の歩み > (3) > 59.ながさきまつりを活性化 (昭和63年4月)
市制施行100周年、本所創立110周年、平成2年の長崎『旅』博覧会開催を前に、長崎開港418年を祝う『ながさきまつり』が、昭和63年4月27日から3日間市民総参加で盛大に繰り広げられ地域振興と経済発展のメインイベントとして装いを新たにスタートした。本所内に、ながさきまつり実行委員会を設け、イベントの拡大、充実を図ったもので、企業や市民総ぐるみの盛り上がりがみられた。初日は清島会頭ら関係役員が諏訪神社で先賢顕彰式、長崎魚市でお魚供養、本所ホールで純心短大助教授の宮崎賢太郎氏による『長崎開港と南蛮文化』の記念講演会。2日目は市公会堂でながさきまつりの夕べを開き、ミス長崎選彰式やグループ対抗歌合戦、歌謡ショーなど多彩なプログラムを、約1,500人の市民が楽しんだ。フィナーレを飾る3日目は、市中大パレード。初参加の三菱重工業長崎造船所など37団体、約6,000人が参加、趣向を凝らした出し物やパフォーマンスを繰り広げ、沿道を埋めた市民や観光客を喜ばせた。
マンネリ化が叫ばれるまつりに『新風を吹き込み、くんちと並ぶ長崎の春のイベントに』と本所も総力戦で取り組み、実行委を中心にかってない盛り上がりをみせた。初めての企画のバッテン市場の開設や、海外旅行など豪華賞品が当たるまつりうちわ抽選会、まつり総集編のテレビ放映などは、特に人気を集めた。また総勢700人に上る三菱重工業長崎造船所の龍船、山車、民踊団などをはじめ、博多どんたく隊、アジア太平洋博のキャンペーン、長崎『旅』博覧会の特別参加などもあって、ながさきまつりの健在ぶりを示すことができた。
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