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130年の歩み

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20.新生「ながさきみなとまつり」開催 (平成6年7月)

 海・港の良さをもっと知ってもらおうと、長崎の新しい夏祭り「ながさきみなとまつり」が松が枝国際観光埠頭を中心に開催された。

 今回の“まつり”は、前年まで個別に開催されていた「ながさきまつりのイベント行事」「ベイフェスタ・イン長崎」、さらには「ペーロン選手権大会」を大同団結させてその相乗効果をねらい、初めて実施されたもので、青年3団体(長崎商工会議所青年部、長崎青年会議所、長崎青年協会)が中心となりイベントを企画、地元企業の協賛等により運営された。

 『鯱太鼓』の披露や総勢750名による『民謡総踊』などのイベントをはじめ、観光宣伝隊、職域・一般参加団体の約1千人が街中を練り歩く『市中パレード』、また海上花火大会では、2000発の花火が会場いっぱいの3万人の歓声とともに夏の夜空を彩った。

 一方、松が枝会場では、氷柱彫刻やトコロテン早食い競争など家族連れなどが楽しめるイベントのほか、話題をよんだのは「千人さらうどん」。特注した巨大鉄板の上で25人がかりで皿うどんを作り、集まったお金を普賢岳救援金として寄付するというものだった。

新生「ながさきみなとまつり」のステージで挨拶する松田会頭
新生「ながさきみなとまつり」のステージで
挨拶する松田会頭

 また、会場は、祭り・食・遊びなどの6つのエリアに分かれており、“遊びのエリア”では、実際に会場内に砂を運び入れてのビーチバレー大会や3ON3バスケットボール大会など、若者を対象とした人気スポーツイベントが行なわれたほか、“港の景観を感じるエリア”では、長崎港の景観を楽しむ「長崎港クルーズ」、“水辺を感じるエリア”では、ベイサイドレストラン、フリーマーケットなどを開催。

 “食のエリア”の10ヶ国以上の留学生による民族料理レストランでは、食事時には満席で行列ができることも。また、“夢を体験するエリア”では、小学生による「未来の長崎絵画展」、未来の長崎パネル展など、さまざまなイベントが展開された。

 実施された3日間では、約10万人の人出で賑い、夏休み期間に開催される若者層も取り込んだ真夏の祭典として定着するものと期待が寄せられた。

 現在も「ながさきみなとまつり」として、長崎市民だけでなく、県外からも足を運ぶ、長崎の夏の風物詩となっている。


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