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130年の歩み

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20.一日商工会議所を開く (昭和52年6月)

桜馬場町で開催された「一日商工会議所」
桜馬場町で開催された「一日商工会議所」

 昭和52年6月24日、長崎商工会議所は、初の「一日商工会議所」を住吉町の北公民館で開いた。

 この「一日商工会議所」は、行動する会議所活動の一環として、市内各地区ごとに商工会議所と商工業者が直接、対話を行なう場を設け、話し合いを通じて、商工業者の会議所に対する理解を深めさせるとともに、当該地区商工業の発展をはかることを目的として、52年度から始めることになったものである。

 当日は会議所から清島会頭をはじめ副会頭、専務理事、関係部会長らが出席、地元からは住吉、中園、若葉、家野町など北部地区商工業者80余人が出席して、地区商工業が当面する問題や会議所活動のありかたなどについて熱心な話合いが行なわれ、予期以上の盛会であった。

 そのなかで地元から、(1)商店街街路灯の設置 (2)商店街駐車場の建設 (3)農協・生協の員外利用規制 (4)商工会議所支所の設置などの問題について会議所の指導、援助を求める要望が出されたが、会議所はこれに対して、さっそく県・市関係へ折衝を行なうなど機敏な措置を講じ、その早期実現もしくは解決に努めた。住吉商店街の街路灯建設について県・市の補助金獲得に成功し、同年12月その完成をみたのも「一日商工会議所」の成果であった。

 「一日商工会議所」は、その後、東部、浦上、中央の各地区で開かれたが、地域総合経済団体として商工業者の実情に即した広範、多岐にわたる会議所活動を推進するうえにおいて大きな役割を演じた。


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