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130年の歩み

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27.商工会議所制度発足100年を祝う(日本商工会議所) (昭和53年10月)

 昭和53年は、わが国最初の商工会議所が、明治11年に東京、大阪、神戸に誕生してから満100年を迎えた年であった。

 日本商工会議所は、この記念すべき年にあたり、商工会議所100年の歴史を回顧してその役割の重要性を再認識するとともに、次の100年に向って躍進を期するため、記念式典をはじめ全国商工会議所議員大会、商工会議所100年記念展、全国郷土祭など多彩な記念行事を催した。

 記念式典は、昭和53年10月21日、東京・九段の日本武道館で、皇太子ご夫妻ご臨席のもと福田首相保利衆議院議長、土光経団連会長ら政財界から多数の来賓を迎え、全国475の商工会議所代表約7,500人(長崎商工会議所から清島会頭以下12人)が参加して盛大に開かれた。

 式典は永野日商会頭の式辞にはじまり「近代日本の創業に加わった先人の高い志と情熱を想起し、わが国経済社会の発展に全力を尽くしたい」と商工会議所第二世紀への決意を表明した。

 来賓祝辞に移り、福田首相は「新しい100年への出発点として企業と地域との調和に努め、あすの豊かな社会建設に一層の活躍を期待したい」と激励した。そのあと、功労者表彰が行なわれ、永年にわたって商工会議所活動に貢献した各地商工会議所役職員3,836人が河本通産相、永野会頭から表彰を受けた。長崎商工会議所関係では、山田博吉氏ら4人が通商産業大臣表彰を、川添清次氏ら7人が日本商工会所会頭表彰を受けた。

 記念式典にひきつづいて、全国商工会議所議員大会が開かれ、次の100年に向かっての決意表明を採択したあと「現在、約100万人にのぼる各地の商工会議所会員を結集する会員大会を設け、より大きな力を発輝できるようにしたい」との緊急動議を満場一致で議決した。


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