トップページ > 130年の歩み > (2) > 10.長崎婦人経営研究会の発足 (昭和36年6月)
昭和36年6月7日、下筑後町の長崎荘で、長崎市内の婦人実業家有志30人が集まって、長崎婦人経営研究会の創立総会が開かれた。
この研究会は、同年1月24日、東京商工会議所婦人経営研究会の一行7人(団長=東商議員・藤村千良ヘチマコロン社長)が来崎して平坂米子さん(平坂製薬社長)ら地元婦人実業家と懇談し「全国各地の婦人経営者が相互に連絡できる組織をつくりたい。そのため長崎の婦人経営者もグループをつくって欲しい」と呼びかけたのに応じて結成されたものであった。
創立総会では、平坂さんから、研究会結成の経過・趣旨について説明したあと、規約、事業計画、予算を審議、幹事5人(幹事長・平坂さん)を選んだ。
研究会は、会員が相互に協力して、それぞれの企業の繁栄につとめるとともに、長崎経済界に婦人経営者の場を確立し、あわせて地域経済の発展に寄与することを目的とした。当初は月例勉強会や福祉施設慰問が主な事業であったが、昭和45年4月、長崎商工会議所婦人会と改称して組織の強化をはかり、会員(昭和45年3月末現在45人)の自主的な運営によって婦人の特性をいかしながら、勉強会、福祉施設慰問をはじめ、企業見学会、バス旅行、海外旅行、ながさきまつり参加など多彩な事業を行ない現在に至っている。
全国的に婦人会の活動の輪が広がる中、昭和44年5月には「第3回九州商工会議所婦人会連合会総会」、昭和61年11月には「第11回全国商工会議所婦人会連合会長崎大会」を長崎市公会堂で開催したほか、平成6年5月には「九州商工会議所婦人会連合会長崎大会」をハウステンボスで開催した。
また、平成6年1月に車椅子を長崎市へ寄贈したことを切っ掛に、その後、チャリティー事業を毎年実施し、その収益金により、長崎市の福祉施設への福祉機器の寄贈を継続して実施。平成15年12月には寄贈10回目を節目として長崎市長より感謝状が授与された。
この他、平成13年度には「長崎商工会議所女性会」に改称し、長崎県の補助事業「若手後継者等育成事業」を受託し、県内女性会との連携を図りながら経営者研修事業などを積極的に実施している。
このコンテンツの見方
『長崎商工会議所 創立130年の歩み』の一部のデータをご覧いただくには、アドビ社が無償配布しているアドビリーダーまたはアドビフラッシュプレイヤーが必要です。アドビリーダーまたはアドビフラッシュプレイヤーは下のアイコンをクリックし、ダウンロードしてご利用ください。
※Adobe、Adobe ロゴ、Adobe Reader、Adobe Flash Player、 は、Adobe Systems Incorporated(アドビ システムズ社)の米国ならびに他の国における商標または登録商標です。
Adobe ReaderまたはAdobe Flash Playerをダウンロード、インストールすることによって生じるトラブルについては長崎商工会議所及びアドビシステムズ社は責任を負いませんので、あらかじめご承知ください。