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130年の歩み

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21.長崎シンガポール協会設立 (昭和57年12月)

 長崎シンガポール協会が昭和57年12月に設立され、会長に清島省三会頭が就任した。会議所活動の国際化促進の取り組みで、友好親善はもちろん、学術、文化、経済交流の母体として成果を挙げた。

 協会は、シンガポールと本県の友好親善を促進するために、本所などが呼びかけたもので、経済界はじめ、貿易、観光、大学関係者らが積極参加。県内の高校生による親善訪問団派遣、歴代駐日大使をはじめとする要人の招へい受け入れ、シンガポール事情を紹介する講演会などの開催の他、特に、59年11月、県シンガポール訪問団(団長・三村副知事、特別顧問・清島省三会長)が医学シンポジウム開催を目的にシンガポールを訪れ、長崎大医学部、シンガポール大医学部の学術交流を実現。両国にとって共通の大きな課題であるB型肝炎ウィルスをめぐる諸問題をテーマにシンポジウムは、多大な成果を収めた。

県内高校生によるシンガポール親善訪問団
県内高校生によるシンガポール親善訪問団

 60年12月には長崎市にシンガポール大を招き、第2回のシンポジウムが開催されるなどテーマも風土病からガンなど医学界の注目すべき諸問題について継続的、発展的な研究討議が重ねられた。シンポジウムは平成元年11月まで延べ5回開催された。

 また、現地においても本県ゆかりの企業人らによってシンガポール長崎友好協会(代表幹事・桟幸彦シンガポールヤクルト本部長)が設立されたのをはじめ、シンガポール・ドラゴンボートチームと長崎ペーロンの相互交流、物産展開催、貿易促進団派遣、留学生交換など活発に事業を実施。長崎−シンガポール定期航空路開設の要請活動も熱心に継続、長崎空港発着のシンガポール向けチャーター機就航も上向きとなり、59年611人、60年158 人、61年164人、62年398人、63年618人がシンガポールを訪れた。


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