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130年の歩み

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22.長崎先端技術開発協議会設立 (昭和58年3月)

著名な講師を招き開催したハイテク・シンポジウム
著名な講師を招き開催したハイテク・シンポジウム

 地域産業の高度化を推進するため、産・学・官共同による長崎先端技術開発協議会が昭和58年3月に発足した。本所、県、長崎市、長崎大学、長崎総合科学大学などの共同スクラム。

 協議会は、メカトロニクス、バイオテクノロジー、ニューセラミックスなどいわゆる先端技術産業が、急速に発展するものと期待されたことから、これらを中心に本県の産業構造の多様化、先端技術の育成によって地域経済活性化を図ろうとの試み。会長に清島省三会頭、副会長に県経済部長、長崎市助役、本所内の先端技術導入促進特別委員長の安達倉三氏を選出。産学官共同体制の先端技術研究開発組織が整備された。

 事業計画は、 (1) 技術の共同研究 (2) 講演会、懇談会の開催 (3) 調査研究 (4) 地元大学の整備・拡充の支援など。

 協議会活動の中から全国から超一流の科学者、経済人多数を一堂に集め開催している『ナガサキ・ハイテク・シンポジウム』を開催、講師陣の著名さと質の高い内容が関係者の大きな評価を受けた。また共同研究、委託研究などの中から特許を出願するなど研究成果を着実に上げていった。

 こうした活動が実り、先端技術開発の必要性は各方面に浸透し、産学官連携による先端技術の研究・開発への支援基盤は格段に整備されていった。同協議会は、設立当初の目的は概ね達せられたとして、平成19年3月に解散し活動を終えた。


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